2019/09/17 12:39

こんにちは。

オーナーのふくだです。


先週から学校(特別支援学校高等部)での校内実習が始まった長男。
作業日誌の評価は、微妙ですが・・・。
載せませんでしたが指導教官のメッセージには後半、集中力を持って取り組んだとありました。

作業内容は、「アースクランプ」の組み立て。
本人的にも、学校の通常の教科(数学や国語)の授業より楽しく、プライドを持って取り組んだようです。
ちょっと得意げに話す姿に、成長を垣間見ました。

それにしても「アースクランプ」いったいどんなものなのか。
「ワッシャーと、ナットと、四角いのと丸いのと。こんなのに、こうやって・・・。」と本人が説明してくれましたが、私にはさっぱり何のことやら・・・f^^;) 

ググってみて、なんとなくわかったというか・・・。
(画像は三代製作所さんのHP http://www.miyokawa-ss.com/product.htmlから拝借しました)
どこかで見たことは、確かにあるけどそんな名前だったのね・・・。
彼らが作業で組み立てた部品は、どこかに納められるのかしら・・・?

世の中には、わからないことってたくさんありますよね。

ところで学校での作業実習というと、割り箸を箸袋に入れるとか、消しゴムにカバーをつけるとか、ビーズの仕分けとか・・・意外と指先を使う作業が多いんです。

障がいの種類によっては細かい作業が得意な方もいるのですが、ダウン症候群の場合は低筋緊張であるという特質からいうと、不得意な部類に入るのではないでしょうか。
私たち健常者が「軍手をはめて作業する感じ。」だと、よく喩えられます。
それって、とてもまどろっこしいですよね。

本人は、もちろん生まれた時から「そういうもの」なので気にしてはいない様ですが(多分)。
指先の操作が苦手な子が指先の細かい作業をやらされる・・・となると、「作業効率悪い」という評価を受けている気がして、親としては正直内心なんとなく落ち着かないです。(上記⑥⑦)


一般的には、18歳で社会に放り出される知的障がいのある子どもたち。(知的障がいだけではないけれど)

社会が少しずつ変わってきて、仕事の種類も少しずつバリエーションが増えてきている様ですが、一方で学校や福祉施設などでも「障がい者の仕事ってこういうもの」的な発想もまだまだ健在。
「一般社会とは別枠でも、本人が楽しく過ごせればいい。」と考える保護者の方もいらっしゃいます。


でも・・・。
多分私自身の中にもある「障がい者ってこう」という決めつけ。
そこから自由になって、同じ社会の一員としてフラットな関係で彼らの「力」を使える世の中で合って欲しいな、との思いが年々強くなってきています。
息子を含む子どもたちが「不得意なところでもやるしかない」という状況ではなく、「彼らにしかない力」を有効利用できる、そんな未来を作りたいな。


もちろん小さいうちから指先をよく使うことで、不器用な部分、苦手な部分も少しずつですが充分成長します。
スネイリーズの商品がそのお手伝いを致します(*^^*)