2019/09/03 12:08

ご覧になってお分かりの通り。

スネイリーズのロゴマークはかたつむりです。

英語でかたつむりはSnail(スネイル)。

かたつむりくんの名前を Snaily(スネイリー)にしました。

「スネイリーズ」は、つまり「Snailyくんのお店」です。

では、何故かたつむりをロゴキャラクターにしたのか。

このかたつむりくんにつながる私の息子の小さいころのエピソードがあるのです





ゆっくりでもいいよ。


みなさんは アーノルド・ローベル著「ふたりはともだち」(文化出版局、三木卓翻訳)という本をご存知でしょうか。


「ふたりはともだち」は、がまくん と かえるくん の友情物語のシリーズのうちのひとつですが、その中に収められた心温まる5つのエピソードの中に「おてがみ」というものがあります。


小学校低学年の教科書にも採用されていますので、小さなお子さんがいらっしゃる方にはよくご存じのお話かもしれませんね。


ハンディキャップを持った息子が小学一年生の頃、特別支援学級の国語の授業で簡単なせりふ劇が仕立てられました。



それなりのスピードでも いっぽ一歩 歩み続けることが大事 


「おてがみ」の内容は・・・今までお手紙をもらったことのないがまくん

それを知った心優しいかえるくんがお手紙を書いて、かたつむりくんに配達を頼んだところ・・・。


とても心温まる良いお話なので詳しくは書きません。是非ご自身で読んでみてください。

(「ふたりはともだち」 文化出版局
 アーノルド・ローベル作  三木 卓訳) 



さて。


この心温まるお話を題材に学校の授業で行われたセリフ劇。

その劇の息子の配役がかたつむりくんでした。

出番は始めと終わりだけ。


「おまたせ~!!」

劇の終盤、気のいいかたつむりくんの役を息子は嬉々として演じました。


一生懸命がまくんのお家まで手紙を届けたかたつむりくん

とってもゆっくり、のんびり、でも一生懸命がまくんのおうちまで手紙を届けたかたつむりくん

見学している私には、健常児よりもゆっくりと成長する息子の姿と重なりました。



ゆっくりでもいいよ。

ダウン症候群という体質を持って生まれてきた息子。

いろいろ成長のスピードに凸凹がある支援学級のクラスメートたち。


子どもたちがそれぞれの持ち味を生かして、それぞれのペースでいきいきと成長できるように。

「できない」失敗重ねるのではなく、自信を持って生きてほしい。

でも「やってもらうこと」に慣れるのではなく、チャレンジする心も育てたい。


そんな我が儘な親目線の想いが元になっているこのショップは、だからこそ、ただ甘やかすのではなく子どもたちの不得意な部分をちょっとだけサポートすることをめざしています。


かたつむりのスネイリーくんは、

ハンディキャップを抱える子どもたちと一緒に成長するお友達として、

またちょっと先を歩く先輩として

でこぼこがあったりゆっくり成長する子どもたちの象徴なのです。




かたつむりのスネイリーくんは、息子たちハンディキャップを抱える子どもたちと一緒に成長するお友達として、またちょっと先を歩く先輩として、ゆっくり成長する子どもたちの象徴なのです。